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文化祭のテーマ例

ここでは、クラスの生徒全員が楽しみながら取り組めるようなテーマを
簡単な取り組み例を付け加えて提案します。
「文化祭のページ」で紹介したものは省いています。


○○中学校百景
 
日本一周旅行ツアー
飛び出せ!21世紀
○○未来都市博覧会
生命の神秘
昆虫の世界
生命の神秘
BACK TO THE 19○○年
歴史科学研究所
古利根川の流れ
観客参加型演劇「子どもの権利条約(仮題)」
そのむかし、にほんにはときがいた…
○○日本史資料館
プレステより面白い!あそび研究室

 

 


 
日本一周旅行ツアー
  • 教室の入り口から出口までを通路のように仕切る。
  • 沖縄から北海道までのそれぞれの地域の地理的、文化的な特色を学びながら、旅をする。
  • 入り口で4〜6名のツアー参加者のグループをつくる。
  • 説明係を1班交代で時間制で決めておき、その時間はその班が責任を持ってツアーコンダクター役に徹する。
  • 1グループにつき1〜2人のツアーコンダクターが付き、各地域の説明をしながら巡っていく。
  • 代表的な祭りとか、建築物がある地域には、模型などを制作し、展示する。
  • 方言などを調べ、実際にツアーコンダクターによる実演も行う。


飛び出せ!21世紀

  • 20世紀の主な出来事の歴史を「学校」「ファッション」「科学技術」「文化」などの分野に焦点をあてて、調べる。
  • 戦前と戦後の変化などについても調べる。
  • 最後は21世紀の社会を、夢のある予測を交えて紹介する。(クラスのみんなの希望やメッセージなども)
  • 番外編として、学校の周りの昔と今について調べてみる。(地域の資料館などに行って)




○○未来都市博覧会
(○○には学校名や市名が入る)

  • 21世紀には気軽に宇宙旅行が出来るようになるでしょう。どんな構想があるのか、NASAやNASDAの情報や科学雑誌をもとに調査します。
  • 21世紀の住宅事情を予測します。超高層マンションに始まる超高層ビル計画は、大手の建設会社に問い合わせてみる価値はあります。以前ニュートン誌にも特集が組まれていたので、参考になると思います。
  • 異常気象、大気汚染、オゾン層の破壊などの影響が心配されます。どんな環境の変化が予測されるかを調べます。
  • 医学の進歩は目覚ましい。21世紀の最先端の医療技術を予測し、考えます。
  • 以上のようなことを、グループ分けして手分けして調査します。
  • 教室をいくつかのブロックに分け、ブロックは段ボールと木の枠で作ったパネル(文化祭「展示」のページを参照)で仕切ります。
  • 各部ロックごとに、解説ビデオ(生徒が出演)と、模造紙による説明、模型を配置します。




生命の神秘

  • 性教育をやりたくても、なかなか時間がなくて出来ない。そんなときがこのテーマを選ぶきっかけとなるでしょう。
  • 子どもは正しい性教育を受けないと、大人社会の歪んだ性情報によってのみ、知識欲を満たそうとします。そこには相手のことを真剣に考え、味分や相手を傷つけないという、人間としてもっとも大切な人間性は重視されていません。また、保健体育で行う「性教育」は、 教科の性格上から生物学的な説明がほとんどです。性と生の両面を大切にしていきたいと思います。
  • 人はなぜ愛を求めるのか。人間以外の動物の生殖のための愛と、人だけに存在する「愛」。それを文化祭のテーマに関連させて、学級活動の時間に授業します。教師も一緒になって、考えていきます。
  • 卵子と精子の出会いの瞬間から繰り広げられる、胎児の成長過程の物語。ロマンあふれる内容に仕上げます。模造紙にまとめる一方で、実物大模型を紙粘土で作ります。
  • すべてにわたって大事なことは、必要以上に「神秘の世界」としてとらえないことです。一時期流行ったような性教育では、「おしべとめしべ」的な教育を中学生レベルに発展させるだけに止まってしまいますから。
  • 多くの説明に「セックス」という言葉を使うことになるでしょう。性と生のことを真剣に考えているとき、不思議と抵抗なく使える言葉です。




昆虫の世界

  • 原始のバクテリアから出現した地球の生命は、海で育ちました。やがて魚が陸を目指し上陸したとき、すでに昆虫たちは豊かな森の中で繁栄していました。彼らの進化の歴史は、じつに巧妙で、しかも未だに良く分からない部分がたくさんあります。以前NHKで放送されていた「生命40億年はるかなる旅」で詳しく説明していたので、一度見てみると良いと思います。また、テレビ朝日の「たけしの万物創世記」でも同様の内容で放映していたので、機会があれば見てみることをおすすめします。
  • 昆虫から見た花の色は、密のある部分が強調されています。昆虫と花との共存をテーマに、調べます。
  • 昆虫は堅い甲良で体を覆っています。どんな利点があるんでしょうか。
  • 昆虫は自分の体重の何倍もの物体を運ぶことが出来ます。人間に換算してみると何キログラム?
  • のみは体の何百倍もの高さにジャンプします。のみに挑戦してみます?
  • 嫌われ者の代名詞、ゴキブリ。世の中に不思議な趣味の持ち主もいるようで、ゴキブリを使っていろいろな置物を作っている人もいる見たい。でも、やっぱり気持ち悪い。だって、どんなところにでも出現して、しかも丈夫なんだもの。あのテカテカした体も。このさい、徹底的に調べつくしてしまいましょう。みんなでゴキブリ博士に?




BACK TO THE 19○○年

  • 19○○年は、君たちが生まれた年です。君たちが生まれたとき、世の中はどんな感じだったのかな?
  • 流行したファッションはどんなもの?
  • ○○市の様子は?昔の地図が図書館などを探せばあるかもね。
  • 流行った言葉は?
  • この頃に流行ったアニメはどんなの?再放送では見たことあるけど・・・。
  • 当時の漫画雑誌です。(もう残っていないかな・・・)
  • みんなが生まれた頃の写真を大公開!この写真、誰の小さい頃かな?先生達の小さい頃の写真もあるよ。

    ※小さな頃の写真が全員あるわけではない場合は、班の中で3人だけにするなどの配慮をする。




歴史科学研究所

  • 人類の歴史を、科学技術(文化)の発展を軸として紹介する。
  • 人類の文化は、農耕から発達した。手で耕す→機械の開発 までの歴史。
  • より遠くへ移動したい、そんな願いを込めて、乗り物は発達した。コロ(タイヤ)の発明→スペースシャトル。
  • 医学の歴史。「解体新書」→遺伝子治療までの歴史。
  • 目立つ展示物として、ライト兄弟の複葉機の1/2模型などはいかがでしょうか?




古利根川の流れ

  • 学校の近くを流れる川が、どこから来て、どこへ流れていくかを笹舟になって旅をするイメージ。
  • 源流、渓流、清流、河口へと、実際に取材に出かけて、ビデオや写真に収めてくる。
  • 各場所に棲む川虫や魚などの生物を取材で調べ、不充分なら図鑑で補う。釣りをしている人や、地元の人に聞く。
  • 肉厚の発泡スチロール板などをDIY店で購入し、川の形に溝を作る。

    溝はカッターナイフなどで切った後、換気に注意しながら、はんだゴテなどで少し溶かすと良い。
    川の部分は水性ペンキで青や深緑(場所によって塗り分ける)で仕上げる。
    まわりの景色は、鉄道模型の制作物などを参考にして、仕上げる。
    鉄道模型が趣味の生徒がいたら、Nゲージ模型を川に沿って走らせるのも面白い。
    水の流れる音や、まわりの音を収録し、各場所にラジカセを使って流す。

  • 時間を決めて、夜の風景を表現するために、教室を暗くする。音も変える。虫の音も聞こえる。
  • 教室を通路形式に区切り、源流→河口へと観客が辿っていけるようにする。




観客参加型演劇「子どもの権利条約(仮題)」

  • 子どもの権利条約について、中学生の立場から考えていくことを目標とする。
  • 学校・街頭・家庭での3部構成で、各部とも寸劇のように短く区切る。
  • 問題提起をする場面で劇が止まる。
  • 司会者が出てきて、これは許せる範囲の権利侵害かどうかを観客に聞く。(○△×のプラカードを配布しておく。)
  • その結果によって、劇の進行が微妙に変わっていく。
  • 最後に、劇の中に出てきた事柄が、子どもの権利条約のどこにあたっているかを発表する。
  • 主な役者と観客の数人に感想を述べてもらい、終わりのセレモニーに入る。




そのむかし、にほんにはときがいた…

  • 近年、多くの種類の生物が種の絶滅の危機に直面している。なぜそうなったのかを考えることがテーマ。
  • 単純に「かわいそう」という言葉で終わらせてはいけない。人々の生活との密接な関わりを考えさせる。
  • テーマ「そのむかし…」は、生徒が親になったとき、我が子へ語りかけていることばをイメージしている。
  • ニホンオオカミ、ドードーなどのすでに絶滅した種の等身大模型を展示する。

    模型は、木材で土台をつくり、そのまわりに段ボールをかぶせてだいたいの形をつくる。
    軽量化を第一に考えないと、後で困ることになる。
    木工用ボンドを大量に用意し、まわりに塗りながらわら半紙を張り付けていく。
    最後に水性ペンキで仕上げる。
    動物模型は目が命。ここだけは紙粘土でつくる。牙などの細かな仕上げも紙粘土を使う。
    上手につくれば、体長3メートルの模型でも、2人で片手で持ち上がる。
    

  • 模造紙などで、なぜその動物が絶滅したのかを考えさせるような展示物をつくる。




○○日本史資料館
(○○には、学校名や市名が入る)

  • 日本の戦国時代から近代までを中心に、歴史上の大きな出来事を紹介する、歴史資料館の形態をとる。
  • 「まんが日本史」などの資料は沢山あるので、資料収集には困ることがないだろう。
  • 大きなテーマに分け、教室をそのテーマ毎に区切る。
  • たくさんの資料の羅列ではなく、生徒が興味をもった出来事を、深く追求する。
  • 事実だけでなく、生徒の想像も加味し、掲示物を作成する。
  • 全て展示物に、資料の出所を明記し、想像の部分はそのように断り書きを入れる。
  • 展示の他、それぞれの出来事をテーマとした「寸劇」を上演する。

    「寸劇」は、語りから入り、テーマの核心となる部分だけを上演するに留める。
    舞台は一幕のみ。合戦の場面などでは、作戦会議などの場面が良い。
    明治維新などのテーマでは、主要人物が役になりきって討論するのも面白い。
    「寸劇」の上演は、1時間に4コマ程度とし、1コマで1テーマとする。
    あらかじめ設定した時間になったら、突然ブザーが鳴って、始まる。
    1コマは観客が立ち止まって見ることができる、10分程度が良い。    



プレステより面白い!あそび研究室

  • めんこ、ベーゴマ、おはじき、お手玉などの、昔のメジャーな遊びを体験するコーナーを呼びものとする。
  • それらの道具をただ置いておくのはダメ。クラスで「遊びのスペシャリスト」を養成し、挑戦を受けたり、手ほどきをさせる。
  • 竹トンボの製作コーナーでは、インストラクターの指導で竹トンボをつくり、飛ばすことができる。
  • 紙飛行機の製作コーナーでは、変わった種類の紙飛行機づくりをインストラクターに教わることができる。
  • 紙風船で、最強の3人組とビーチバレーに挑戦コーナーは、時間を設定して、その時間の中でゲーム。
  • でんでん太鼓など、生徒が作れそうなおもちゃを製作し、模造紙などの説明図と共に展示する。
  • 展示物が小さくなりがちなので、机を並べ、その上に展示したりするだけでは寂しいので、仕切りを作るなどの工夫が必要。


  • 昼休みの時間などにグループでできる遊び(缶けりなどをもっと複雑にしたもの)を考える研究チームを結成する。
  • ビデオを使って、実際に昼休みに遊んでいる様子を、わかりやすくナレーションや解説を入れて、紹介する。
  • 小中学生が生み出した、スーパーカー消しゴムや定規などを使った遊びをまとめ、歴代の小中学生の「新しい文化」として発表する。




 
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